高温・少雨による農作物への影響と対策について

普及情報〔坂東地域農業改良普及センター〕

8月24日水戸地方気象台発表の「高温に関する早期天候情報」によると、今後2週間程度も気温が高い状態が続く見込みで8月30日頃からはかなりの高温(5日間平均気温平年差+2.0℃以上)となる可能性があります。
このため、露地野菜等においては定植時のかん水とオオタバコガ等の害虫防除、水稲においては適期収穫・適正乾燥等が重要となります。以下の内容を参考に各作物において適切な対策を実施して下さい。
なお、作業にあたっては熱中症対策など健康管理に十分に注意してください。

野菜

レタス,ハクサイ,キャベツなど

影響
  • 圃場の乾燥による定植の遅れ,活着不良。
対策
  • 播種,育苗時の日中は30~40%遮光する。定植1週間前からから水を控えめにして苗を締める。
  • 定植直前には十分にかん水をする。定植は涼しくなってから行う。
  • 活着するまでに乾燥する場合には,株元かん水をする。
  • 害虫の発生サイクルが短くなって多発しやすいため,早めの防除を心がける。 

冬~春どりのネギ(※定植後間もないもの)

影響
  • 乾燥やアザミウマ等の害虫被害による生育遅延。
対策
  • 薬剤防除や,株元かん水をする。

 

水稲

影響

以下の点から玄米検査等級の低下が懸念される。

  • 登熟初期~中期の高温による乳白粒,背白粒の増加。
  • 登熟初期及び収穫期前後の高温による胴割粒の増加。
  • 夜温が高く呼吸による消耗が大きいため,玄米千粒重の低下。
対策
  • 根の活力低下を防止し,登熟を促進するため,出穂後30日間は落水を避ける。
  • 収穫作業の計画を立てるとともに適期収穫に努める。
  • 刈り取り後は,生籾の急激乾燥を避けるため40℃以下で乾燥し,適正水分14.5~15.0%に仕上げる。

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  • 【ID】P-3575
  • 2020年8月27日
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