家族で防災について話し合いましょう
地震は昔から怖いことの代名詞としてよく挙げられます。平穏な日常生活に突然くる大地震、その発生を事前に予測することは難しく、地震が起きた時に適切な行動をとることで、被害を最小限に食い止めることができます。日ごろから地震に対する備えが大切です。あなたは地震に対してどんな備えをしていますか。
地震が起こった場合を考えて、定期的に家族で防災会議を開き、どんなときも慌てずに行動ができるように次のことを話し合っておきましょう。
1)家具の安全な配置や転倒防止の対策を
家族それぞれの行動をもとに、対策などを話し合い、家具の固定や配置換えなど収納方法などを点検しましょう。
2)建物の周辺での危険な場所をチェック
家の周辺に落下物になりそうなものはないのか、避難口が確保できているか、消火器や火災報知器などの場所を確認しましょう。
3)非常持出品のチェックと入れ替え
家族構成の変化や子どもの成長に合わせて、非常持出品を備え、置き場所についても話し合いましょう。食料や薬は期限の点検を忘れないように。
4)被災時の連絡方法や避難場所の確認
家族が全員一緒にいない場合を想定して話し合い、子どもやお年寄りは、場合に応じて様々な対応をして、避難場所へは家族で実際に経路を確認しながら歩いてみましょう。
5)お年寄りや子どもの避難方法を相談
災害の弱者であるお年寄りや子どもには、特別の配慮が必要です。避難時の服装や非常食、避難方法についてよく話し合いましょう。
6)防災と被災時の仕事を家族で分担
家族一人一人の担当する仕事を決めて、被災時の仕事には、誰かしらの不在の場合も考え、複数で分担しましょう。