毎年6月4日~6月10日は、『歯と口の健康週間』です
お口の健康が、全身の健康と密接に関係していることを知っていますか?
歯周病などのお口のトラブルが、糖尿病をはじめとする生活習慣病などと深く関わっていることが分かっています。
全身の健康を守るために、お口の健康を見直してみませんか。
まずは、お口の健康チェック!
□ 口臭が気になる
□ 歯が抜けたところを放置している
□ 歯みがきすると出血する
□ 1年以上歯科の受診をしていない
□ 早食い、間食をよくする
ひとつでも当てはまる人は、
要注意です!
お口の健康が、「健康寿命」に影響する?!
健康寿命とは、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」のことを
いい、他者の支援や介護の必要がなく、元気に過ごせる期間です。
しっかりと噛むことができる人ほど、転倒、認知症、要介護のリスクが低く、健康寿命が
長いといわれています。

よく噛むことの8大効果!「ひみこの歯がいーぜ」
しっかり噛めると、いいことがたくさんあります。噛むことの8大効果を「ひみこの歯がいーぜ」と覚えてください。
ひ)肥満を防止
よく噛んで食べると、脳にある満腹中枢を刺激し、食べ過ぎを防ぎます。
み)味覚の発達
よく噛んで味わうことにより、食べ物の味がよく分かります。
食べたいものをおいしく、満足に食べられ、低栄養の予防にもつながります。
こ)言葉の発音がはっきり
よく噛むことにより、口の周りの筋肉を使います。若々しい表情で、はつらつと話すことができます。
の)脳が活性化
噛むことで脳内の血流がアップし、脳が活性化します。認知症の予防にもつながります。
歯)歯の病気を防ぐ
よく噛むとだ液がたくさん出て、口の中をきれいにします。このだ液の働きが、口臭や歯周病を防ぎます。
が)がんを予防
だ液中の酵素には、発がん物質の働きを抑制する作用があります。
いー)胃腸が元気に
よく噛むことにより、食べ物を細かく噛み砕くことができます。消化酵素がたくさん出て、消化を助けます。
ぜ)全身の体力向上と全力投球
仕事も遊びも全力で行う活力がわいてきます。
その他に、よく噛むことで心を安定させる脳内ホルモン「セロトニン」が分泌され、「イライラを抑制する」という効果もあります。
全身の健康をおびやかす『歯周病』
歯周病は、歯と歯ぐきの間にたまったプラークにすみつく「歯周病菌」によっておこる
感染症です。歯を失う原因の第1位といわれ、自覚症状がほとんどなく、ゆっくりと時間
をかけて進行していく病気です。重症化すると治療が難しくなるため、早めの対策をお
すすめします。

歯周病が全身におよぼす怖い影響
歯周病菌や歯ぐきで生じた炎症物質が、歯ぐきの血管から全身に運ばれ、さまざまな影響をおよぼすことが分かっています。
生活習慣病との関係![]()
- 糖尿病
糖尿病と歯周病には、相互関係があります。
互いに影響しあうため、両方の治療が必要です。 - 肥満・メタボリックシンドローム
よく噛めなくなるため、満腹中枢が働きにくく
なります。食べ過ぎにつながり、肥満やメタボ
リックシンドロームに進んでしまう可能性があ
ります。 - 脳梗塞、虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞)
血管に歯周病菌が入り込むことで、血管を狭め、
動脈硬化を促進します。
脳の血管や心臓の冠動脈を詰まりやすくし、
脳梗塞や虚血性心疾患のリスクを高めます。
感染症との関係![]()
- 低栄養から感染症に
歯が抜けて、よく噛めなくなると、食べられるものが
限られてしまいます。低栄養状態になる可能性もあり、
免疫力の低下から感染症にかかるリスクが高まります。 - 誤嚥性肺炎
歯周病菌などが混ざっただ液や食べ物を誤嚥すると、
菌が肺に入り込み、肺炎を引き起こすことがあります。
とくに、飲み込む力が低下している高齢者などは、
注意が必要です。 - 感染性心内膜炎
血流に入った細菌が心臓の内側や弁に付着し、増殖する
ことによって、炎症や重篤な合併症を引き起こす病気です。
歯周病菌が原因になることもあります。
その他、こんな影響がある可能性があります。![]()
- 早産・低出生体重児出産
- 慢性腎臓病
- 関節リウマチ
- 非アルコール性脂肪性肝炎 など
健康なお口のために!2つのケア ~ 健口管理をしましょう ~
歯周病やむし歯の予防には、歯みがきなどの「セルフケア」と歯科医院などで行う「プロフェッショナルケア」の2つが大切です。
1)毎日行う、セルフケア(歯みがき)
歯みがきのポイント
- みがく順番を決める
上の歯の外側から内側、下の歯の外側から内側、最後に噛み合わせの面上下など、あらかじめ歯をみがく順番を決めておくと、
みがき残しが減ります。 - 毎食後にみがく
食事やおやつを食べた後などは、歯垢の中の細菌が酸を作ります。酸性の状態が長く続く、頻繁に起こるとむし歯になりやすく
なります。「食べたらみがく」の習慣をつけましょう。
とくに、寝ている間はだ液の分泌量が少なくなり、細菌が繁殖しやすくなります。夕食後、就寝前の歯みがきは、しっかり丁寧
に行いましょう。 - 歯ブラシの角度を変える
歯の外側、内側、噛み合わせ面など、汚れや歯垢の付き方が違います。歯ブラシの毛先の当て方、動かし方、力加減などを
変えてみましょう。
歯ブラシの使い方は、「毛先は歯面(歯と歯肉の境目、歯と歯の間)にきちんとあてる」、「歯にあてたときに毛先が広がら
ない程度の軽い力でみがく」、「小刻みに動かす」を基本とし、みがいている場所によって調整してみましょう。
歯と歯の間の歯垢は、デンタルフロスや歯間ブラシも併用すると効果的です。 - 鏡を見ながらみがく
歯ブラシの毛先が、みがいている場所に正しい角度であたっているか、チェックできます。
2)定期的に行う、プロフェッショナルケア
かかりつけ歯科医を持ち、定期的に歯科検診を受けましょう。自分では気付けないお口のトラブルも発見できたり、重症化の予防に
つながります。受診の間隔は、半年に1回程度が適切といわれています。歯科医と相談しながら、お口の健康を保ちましょう。
町では、国民健康保険に加入している方に対し、歯周病予防検診を実施しています
詳しくは、歯周病予防検診のページをご覧ください。