見直そう!農業機械作業の安全対策
春の農繁期は、トラクターなどの農業機械を使って農作業を行なう機会が増え、毎年この時期から農作業事故が多くなります。また、気温の上がる5月頃から、熱中症による事故の発生が多くなります。こうしたことから高齢者を中心に一層の注意喚起や安全意識の啓発が重要となっています。農作業安全の対策については、集落や家庭など身近な場面での活動が重要であることから、春の農繁期に「春の農作業安全運動期間」を設定し、安全啓発の活動を一層進めていきます。
春の重点注意事項
「まずはワンチェック、ワンアクションで農作業安全」
農業就業者の高齢化の進行に伴って、高齢の農業者を中心に農作業事故が多くなっています。高齢者が安全に農作業できるよう、家族や地域で声をかけ合いましょう。
- 集落内の危険な場所や作業を点検し、危険箇所のマーキングや作業の注意点を確認しましょう。
- 春先の季節の変わり目は体調に注意が必要です。日ごろから体調管理に気をつけ、体調が悪い時は無理をせず休養しましょう。春先の熱中症にも注意が必要です。
- トラクター乗車時には、安全キャブ・フレームの利用やシートベルトの着用の声かけを行ないましょう。
- 道路を走行する農業機械には、夜間の追突事故を防止するため、「低速車マーク」や「反射テープ」を装着しましょう。
農機具の保管管理をしっかりと行ないましょう!
農機具の保管管理を徹底しましょう。
- 作業後は、農機具をほ場に放置しない。
- 機械にカギをさしたままにしない。
- 自宅敷地内など目の届く場所に保管する
- 自宅から離れた場所に保管する場合は、しっかりとカギのかかる倉庫などにしまい、定期的に見回りをする。不審者を見かけたら警察に通報する。
- 万が一の盗難に備え、機械の車体番号を控え、共済や保険に加入しておく。