意向調査(内容は以下のとおり)を実施いたしました。ご協力いただいた皆様ありがとうございました。
回答は1207件です。調査結果(概要)をお知らせいたします。
持っている農地について話をお聞かせいただきました
将来の農業経営や農地の活用について、どのように考えていますか?
- 「後継者が見つからず,今後,農地をどのように管理していくのか不安だ」
- 「このままでは遊休農地(耕作放棄地)になってしまう」
- 「リタイアするので農地を貸したい」
- 「新規就農するので農地を借りたい」など農業委員会では様々なご相談やご意見をいただいております。
調査の内容
美しい風景を守り、地域の農業が持続的に展開できるよう「個人にとっても地域にとっても貴重な財産である農地を大切に守る」=「所有者と作り手を結びつける」=「農地利用の最適化」を進めることが必要です。
「今、どのように使われているのか」・「今後、どのように活用していくのか」お話を聞かせていただきました。
調査方法
農業委員、農地最適化推進委員が戸別訪問
調査結果
農地はどのように管理していますか?
- 耕作している(他の人に貸している場合の含む)74%
- 耕作はしていないが、草刈りなどの管理はしている 8%
- 遊休化してしまっている 1%
- 回答なし 17%
農地はどのように活用していきますか?
- 引き続きこのまま 71%
- 後継者(特定の人)へ譲る 1%
- 当面はこのままで数年後は難しい 5%
- 誰かに貸したい 4%
- 誰かに売りたい 1%
- 回答なし 18%
全体の10%が今すぐにでも、もしくは数年後はどうにかしたいと考えていることが分かりました。
「農業者の高齢化」や「担い手不足」、「耕作放棄地の増加」など、将来の不安を抱える状況となっています。また回収した意向調査の集計では、65歳以上の耕作面積は約480haと全体の49.2%の農業者である状況です。
数年はこのまま維持していく、後継者に耕作してもらいたいと考えている方が多い状況も見受けられました。
五霞町の経営体(担い手)へのヒアリング結果
五霞町認定農業者連絡協議会の会員の構成員と作付状況
約60%が65歳以上、耕作面積は637,035平方メートルとなっています。
現在の中心経営体である認定農業者等の約50%が近い将来、担い手となる後継者がいない状態です。
将来予測
農研機構(2025年の地域農業の姿が把握できる地域農業情報より
五霞町の農業人口の推移と将来予測(販売農家)
五霞町の担い手に期待される1経営体あたりの経営面積
五霞町の販売農家と離農に伴う供給農地の累積面積と将来予測
五霞町農業委員会では・・・
- 高齢者(70歳以上)の農地や耕作者が多い
- 受けての土地・地域がばらばらで効率が悪い
- 区画を大きく・貸し借りをまとめる
- 土地はあるが農作業できない人が多くなるだろう
- 自作で頑張っている農家さんもいる
- 小さな農家だけの共同化
- 若い人へのフォローが課題(談話や対話)
など、調査結果をもとに地図化し感じたことなど出し合いながら、現状把握や課題の整理などしています。
調査にご協力していただきました皆様ありがとうございました。
五霞町では、行政主催の「対話の場」・様々な話し合いの場の運営・進行の実践を経験しています。その強みを活かし、引き続き「農地」だけでなく『これからの五霞町の「農業」』がどんな風になっていったらよいのか(人・農地プラン)をみなさんと一緒に考えていきたいと思っています。
みなさまの声をお聞かせください。
現在、これからの農業の方針「人・農地プラン」の作成に取り組んでいます。
本来なら『これからの農地・農業をみんなで考える座談会』では他の参加者の意見や想いに耳を傾けながら、気楽に・楽しく・中身濃く話し合える座談会で話し合いを開催する予定でしたが、新型コロナウイルス感染症拡大の観点から中止とする判断といたしました。ご参加予定でした方におかれましては、大変ご迷惑をおかけしております。座談会に代わる方法でみなさまの声を集めています。
下記URLから(2021.2.28まで)
https://www.town.goka.lg.jp/mailform.php?code=107