令和7年ハクレンのジャンプ観測日記
6月4日(水)ハクレン・ジャンプの季節がやってまいりました
今シーズンは5月21日に30匹程度の集団ジャンプを確認しておりましたが、6月4日に今シーズンの初めにして最大級の大規模集団ジャンプの発生がありました。
利根川大橋付近の右岸で100匹程度が1分30秒以上に渡って乱舞しました。
遠方で気づかずに途中からの撮影になってしまいましたが、その迫力にビックリしました。
水位はテトラポットが全没する程度でこの時期としては普通、水温もやっと適温に達してきたという状況でした。
ハクレンとは・・・
ハクレンは、中国大陸原産のコイ科の魚で、体長1メートルを超える大きな魚です。
仲間のコクレンとともに「レンギョ」と称され、日本では利根川、霞ヶ浦水系に多く見られます。
観測できるのは・・・
1年のうちたった1日か、せいぜい数日と言われています。毎年6月から7月にかけて利根川の下流から産卵水域に集合!!数十匹単位の大ジャンプが、1日数回から多いときは数十回見られることもあるそうです。期日も不定で年によっては1カ月以上前後するため、簡単に見ることができません。
川妻付近がハクレンの自然産卵場所になっており、毎年6月から7月にかけて利根川の下流から産卵水域に集まって待機します。かなりの数のハクレンが一個所に集まるため、ダイナミックなハクレンのジャンプが見られます。
※現在、国土交通省による堤防強化工事が実施中のため、観測の際にはご注意していただけますようお願いいたします。