中の島公園に隣接する「関宿水閘門」は,利根川から江戸川へ入る水量を調整する水門と,船の運航のために水位を調整する閘門となっています。建設工事は,江戸川流頭部の改修工事に伴い,1918(大正7)年に着工,1927(昭和2)年竣工しました。
現在,閘門機能は河川交通の衰退とともにその役目を終えました。
2003年には,社団法人土木学会がその歴史的価値と,利根川改修事業のシンボル的存在として,同学会推奨土木遺産に認定されました。
関宿水閘門概略図
関宿水門
大正7年に着手し,昭和2年に完成しました。
関宿閘門(こうもん)
閘門は現在、常時開いています。
洪水の痕跡
過去の洪水で水位がどこまで上がったかを記録しています。
旧水位観測施設
昭和38年~63年の25年間,水位を観測してきました。現在は水晶式観測機に代わっています。
しゅんせつ船
昭和41年製のしゅんせつ船です。水閘門前に堆積する土砂をしゅんせつするために長年活躍してきました。(現在は撤去されています。)
アクセス
・圏央道「五霞IC」から車で約8分の「情報・防災ステーションごか」から徒歩約3分
・東武野田線「川間駅(東口)」から朝日バス(境町行き)で約32分の「関宿城博物館」下車,徒歩約9分
その他
水閘門内にはトイレ,駐車場がありませんので,「情報・防災ステーションごか」のトイレ,駐車場をご利用ください。
管理者
国土交通省 関東地方整備局 江戸川河川事務所 江戸川上流出張所
〒344-0112 埼玉県春日部市西金野井886
電話番号:048-746-0063