子宮頸がんとは?
子宮がんには、子宮頸がんと子宮体がんの2種類があります。子宮頸部と呼ばれる子宮の入り口に発生するがんが、子宮頸がんです。日本では、毎年約11,000人の女性が子宮頸がんにかかり、約3,000人の方が亡くなっています。
子宮頸がんの発症は、30~40歳代がピークといわれていますが、20歳代でも急増しています。他のがんに比べると若い世代で多いことが問題となっています。また、子宮頸がんの5年生存率は76.5%です。検診での早期発見、早期治療が重要です。
子宮頸がんの原因は?
子宮頸がんの発生には、その多くにヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が関連しています。HPVは、性交渉で感染するウイルスで、性交経験のある女性の大半が、一生に一度は感染したことがあるといわれています。多くの場合、感染しても免疫により自然と排除されますが、排除されずに感染が長期間続く場合もあり、一部に子宮頸がんの前がん病変や子宮頸がんが発生すると考えられています。
性交経験がない場合は、子宮頸がんが発生するリスクは極めて低く、検診を受ける必要性はこれまで示されていません。
子宮頸がん検診とは?
がん検診の内容は、問診と視診、子宮頸部の細胞診と内診です。検査の結果が「要精密検査」となった場合は、必ず精密検査を受けましょう。
早期の子宮頸がんやがんになる前の状態は、自覚症状がないことがほとんどです。自覚症状がないうちにがん検診を受けることが大切です。不正出血(月経以外に出血がある、閉経したのに出血があるなど)がある場合や月経が不規則などの症状がある場合は、子宮頸がん以外の病気の可能性もありますので、検診ではなく、医療機関を受診してください。
町で実施している子宮頸がん検診については、下記ページをご覧ください。
子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)について
HPVワクチンには、子宮頸がんの前がん病変を予防する効果が認められています。公費で受けられるワクチ ンは3種類あります。
2価ワクチン(サーバリックス)と4価ワクチン(ガーダシル)では、子宮頸がんを起こしやすいHPV16型と18型の感染を防ぐことができ、子宮頸がんの原因の50~70%を防ぐことができるといわれています。また、令和5年4月からは9価ワクチン(シルガード9)が公費で使えるようになり、子宮頸がんの原因の80~90%を防ぐことができるといわれています。しかし、HPVの感染を100%予防できるわけではないため、ワクチン接種を受けたとしても、定期的に子宮頸がん検診を受けることが大切です。
子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)については、下記ページをご覧ください。