ふたりにひとり、がんにかかる時代です。でも、がんは早期発見・早期治療で治る病気です。
乳がんは、日本人女性の9人に1人が発症しています。乳がんになる危険性は30歳代後半から40歳代に
かけて急増しますが、その年代だけでなく、どの年代にも発症の可能性はあります。
また、乳がんの5年生存率は92.3%です。早期発見・早期治療により、乳がんは治る病気です。
乳がんとは?
乳がんは、乳房にある乳腺(母乳をつくるところ)にできる悪性腫瘍です。乳がんは、早期の段階では、自覚症状に乏しいと
されていますが、病気の進行とともに現れる症状の一つが、乳房のしこりです。
しこりのほか、乳房にくぼみができる、乳頭や乳輪がただれる、左右の乳房が非対称になる、乳頭から分泌物が出るなどが
あります。しこりは、乳腺症など乳がん以外の病気でもみられます。ほとんどが良性ですが、しこりを見つけたら、自己判断
しないで、乳腺外科など専門医を受診してください。
乳がんの発生要因は?
乳がんの発生には、女性ホルモンの「エストロゲン」が深く関わっていると言われます。初経年齢が低い・閉経年齢が高い・
出産や授乳の経験がないなどが乳がんの発生するリスクを高めると考えられます。また、エストロゲンを含む経口避妊薬の使用や、
閉経後の長期のホルモン補充療法は、乳がん発生のリスクを高めることが分かっています。
近年では、食生活やライフスタイルの変化も要因と考えられています。飲酒や肥満、運動不足などもリスクを高めます。
また、親族(主に自分の親や子)に乳がんになった血縁者がいる場合は、乳がんのリスクが高いことが分かっています。
乳がんは予防できる?
乳がんの予防には、飲酒を控える、閉経後の肥満を避ける、適度な運動習慣をもつことがよいとされています。
がん全般の予防対策

(1)禁煙
(2)飲酒を控える
(3)バランスのよい食事を摂る
(4)活発な身体活動
(5)適正な体型の維持
(6)感染予防
がん検診とは?
がん検診の目的は、がんを早期発見し、適切な治療を受けることで、がんによる死亡を減少させることです。
しこりなどの自覚症状がある場合は、がん検診ではなく、医療機関を受診してください。
乳がん検診には、「マンモグラフィ(乳房X線検査)」と「乳房超音波検査」があります。特に「マンモグラフィ」は
『死亡率を減少させることが科学的にも証明された』有効な検診です。
初期のがんでは、症状がない場合がほとんどです。検診の結果、「要精密検査」となった場合は、必ず、医療機関を
受診してください。五霞町で実施している検診では、年齢によりマンモグラフィと乳房超音波検査を交互に受けられる
ように設定しています。この2つの検査を併用することによる死亡率減少効果については、現在研究が行われています。
町で実施している乳がん検診については、下記ページをご覧ください。
ブレスト・アウェアネスも大切です
ブレスト・アウェアネスとは「乳房を意識する生活習慣」をいいます。日頃から、ご自身の乳房の状態に関心を持ちましょう。
少しでも乳房の変化を感じたら、検診を待たずに医師に相談するという正しい受診行動を身につけることも大切です。
ブレスト・アウェアネスの4つのポイント
(1)ご自分の乳房の状態を知る
(2)乳房の変化に気をつける
(3)変化に気づいたらすぐ、医師に相談する
(4)40歳になったら2年に1回乳がん検診を受ける